(仮訳)テングタケ属マツカサモドキ節の興味深い種、Amanita magniverrucataの改訂
Tulloss, RE. 2009. Amanita magniverrucata – revision of an interesting species of Amanita section Lepidella. Mycotaxon. Available at: https://www.ingentaconnect.com/content/mtax/mt/2009/00000108/00000001/art00013 [Accessed February 24, 2019] 【R3-05980】2019/2/24投稿

【お読みください】
大菌輪のコンテンツ「論文3行まとめ」は、あくまで論文の検索の補助として提供されている情報です。作成者は専門家ではなく、翻訳や内容の解釈が誤っている場合がありうるので、正確な情報は必ず元の論文で確認してください。また、このページのリンクは必ずしも有効ではありません(大菌輪未掲載の種や、MycoBank/Species fungorum未登録の種がありうるため)。

3行まとめ

Amanita magniverrucataをメキシコ、バハ・カリフォルニア州から報告し、本種の改訂を実施した。
本種の傘表面の外被膜は原記載および後続の文献における記述と異なり、傘肉から傘表皮を挟まずに直接生じていることが記録された。
本種はマツカサモドキ節におけるどのstirpにも当てはまらない可能性があった。

(その他掲載種)

Amanita magniverrucata Thiers & Ammirati
mycobank_logoSpecies_Fungorum

【よく似た種との区別】
Amanita abrupta
米国に分布する
本種と異なり米国西海岸ではなく東部に限って分布する
本種と異なり傘肉と外被膜が顕著に分離する
本種と異なり内被膜が永存性
本種と異なり内被膜が膜質
本種と異なり内被膜下面に引き上げられた柄表面の繊維を伴いクモの巣膜状になる
本種と異なりシリングアルダジンに対する呈色反応が陰性ではなく非常に強い
本種より担子胞子のサイズが小さい
本種と異なり担子胞子が楕円形~長形で稀に桿形または不規則形なのではなく球形~類球形
Amanita sphaerobulbosa(タマシロオニタケ)
本種と異なり米国ではなく東アジアなどに分布する
Amanita subcaligata
米国に分布する
形態的に類似している(誤同定のおそれがある)
子実体が帯桃色、帯橙色、さび色のことがある
子実体が傷つくと黄褐色に変色することがある
傘表面にかなり大型の疣を伴うことがある
本種と異なり傘表面の外被膜に膨大した細長い連結した細胞を豊富に含む